2007年5月26日土曜日

仮免許取得(その10)

技能試験開始

10分ほどして、試験が開始されます。前の人は外見から判断するに、派手な仕事をしている人と思われます。正直言って、車にも人にもあまり近寄りたくないタイプです。後部座席に乗り込んで、コース図を見ながら彼の運転も観察してみると、見た目より丁寧です。特にミスもなく無事完走しました。これは参考になるのかやりずらいのか微妙なところですが、いつもの通り我が道を行くだけです。

多少の緊張はありますが、自分は度胸のあるタイプなので、「練習したものは、練習した通りにできる。」と自分を信じ込ませ、本番に挑みます。車を発進させ、ならし走行を終えると、「ここから試験を始めます」と試験官が言います。どうも、いつも練習している車と違ってクラッチのつながりがよくないようなのですが、うまくやってみるしかありません。
最初の直線をなめらかに加速し、障害物もクリアし、3速で右カーブを曲がります。そしてすぐ右折です。ココでちょっと違和感を感じます。練習してるときはそんなことなかったのですが、速度が下がってきてちょっとノッキング気味にカクンカクンとなりそうになり緩くクラッチを踏んでつなぎます。なんかちょっと違うなぁこの車。そう思うとちょっと焦りが出てきて、右折の方向指示を出すタイミングが遅れてしまいます(減点されてました)。
交差点を直進し、クランク、S字と難なくこなし、坂道発進も自己採点ではミスなし。練習の成果が出ています。そして次の信号交差点(ココも減点の対象となってしまいました)一番右側の車線に入り右折の信号待ちをしています。対向車に同じく信号待ちをしているバス(大型2種免許も試験中)がいて、信号が青になると同時に左右確認をして発進します。バスの陰から対抗の直進車がないことを確認して、自分ではうまくいったつもりでしたが、内回りをしていると減点されていました。練習の時も一度指摘されたことはあったのですが、本来なら白い矢印の表示に合わせて(軽く前輪で踏むくらいで)大きく丸いカーブを切ることになっているのですが、ちょっと内側を丸くショートカットしたように回ってしまうクセがあるようでこれが本番でも出てしまっていたようです。言い訳になってしまうのですが、ちょっと大型車の圧力を感じたというか、近づきすぎるとバスの後方からくる直進車を確認できないという現実の道路状況で覚えた運転技能というのか、正しい判断をして運転していたと今でも思っています。

その後は順調に、右折、カーブ、左折と順調にこなし踏み切りとその直後の障害物(おそらくここで減点があったと思います。)試験終了後のコメントというか指導で、「左右の安全確認の時にハンドルがふらつく」と指摘を受けています。これは何のことかというと、(障害物をよけるための)進路変更をする3秒前に方向指示をしなければならないのですが、この3秒以内に早くハンドルを切ってしまったということです。また、方向指示器を上げて右の確認を目視で行うために首を大きく向けてしまうために、それにつられて肩まで動いてしまい、ハンドルがぶれてしまうこともあります。実は、後者の可能性が高いです。安全確認を確実に行うために、大きく振り向いてしまうクセがあるようです。悪いことではないと思うのですが、ブレてはいけないですよね。
その後、外周を回り完走することはできたのですが、試験後の講評で指摘が3つあり、ドキドキしながら発表を待つことになります。

2007年5月25日金曜日

仮免許取得(その9)

学科試験開始。

仮免の問題は50問。45点以上で合格。試験時間は30分。15分足らずで終わった。
最近の試験の気になる問題は、チャイルドシートです。10年前は、そんな決まり無かったのですが、6歳未満の子供を乗せる場合に義務づけられています。
実際の○×問題では、「6歳の子供を乗せるにはチャイルドシートが必要である。」といった形で出題される。車の試験でこんなギリギリの出題があるのはこれだけか?満6歳に達していればチャイルドシートはいらないので×が正解です。もちろんこんな引っかけに騙されることもなく合格発表を待ちます。


合格発表は、2種や本免などの試験と同時発表なのでしばらく待たされます。結果はこちら。

300番台が仮免の試験で、私の番号は301。まぁ軽いもんです。仮免でも落ちる人がちらほらいるのも現実。交通法規を正しく理解して運転している人が少ないことの証でしょうか?私も勉強せずにいきなり挑戦していたら合格していないと思います。
ちなみに、電光掲示板の表示ですが、1つずつ順番に点灯していくような記憶をお持ちの方が少なくないようなのですが、一気に表示されます。

ココまでは、注文通りといいますか、予定通りに来ています。問題は、この後の技能試験です。午後1時から指定の教室で説明が始まります。ココで点呼を取って何号車の何番目でどのコースかが発表されます。



練習量が十分とは言えないので、山を張ることにしました。というか願望を込めてAコースの回路図を見てイメージトレーニングを始めました。「こう回って、ぐーっと行って、・・・。」1/3の確率なので当たるだろうと確信してイメトレです。

期待しつつ発表の時です。
試「2343、オートマ。」
試「受験番号、514,515,516,309」
試「回路、A回路」
K「やった、Aらしい。」

試「5号車、マニュアル。」
試「受験番号、306,308」
試「回路、A回路」
K「ふむふむ」

試「3号車、マニュアル。」
試「受験番号、513,301,302,303,304,305」
試「回路、C回路」
K「えっ?聞き間違い?」

残念、Cコースでした。Bじゃなくてよかった。それに先頭じゃないから、前の人の運転を見ながらコースに慣れる時間もある。
後は練習通りにやってみるだけです。

2007年5月8日火曜日

仮免許取得(その8)

仮免試験当日
学科試験の受付は、廊下に人がずらーっと並んでます。まるで囚人のように。警察の対応ってどうしてこうなんでしょうね?善良な市民まで犯罪者扱いしてしまうんでしょうね。
そんな並びをよそに、仮免や二種免許などのマイナーな免許の受験者は、事前に受付が終わっていて、座席番号と受験番号が張り出されています。
席についてまだテキストを見たりしますが、今更という感じです。8時45分くらいのことです。時間に厳しい(?)K察のことですから時間通りに。いや遅くとも9時30分には始めるだろう・・。10時には・・・。えっ10時30分???
あきれました。2時間近く待たされましたよ。時給600円の少年たちの2時間だってこれだけ人数がいればバカにできませんよ。いったい何考えてるんですかね。ホントにK察って経済活動のじゃまでしかないです。
実は、ココの学科はくるくるパーマの試験官が一人で仕切っているのです。長ーい並びの先頭には、くるくるパーマが受付をしており、長ーい待ち時間の原因は、くるくるパーマがいろんな種類の試験科目を一人でやろうとしてるためで、みんながいらいらさせられる原因のすべては、くるくるパーマなのです。
K察に限らず小役人というのは、できの悪いのが多です。試験の説明にかなりの時間を割くのですが、そのほとんどすべてが、自分の責任逃れ。どうやったらこんなイヤな人間に育つんだろうと思うほど悲しく寂しい人間です。彼の親戚の誰かが受験に来たときでも同じ態度なんでしょうか?ホントに最悪です。訴えてやりたいところですが、こういうところほど「ご意見箱」やクレームの窓口を置いていない。税金の無駄遣いを指摘され、よりよき市民サービスをすべきところほど人の意見を聞かない。

オレは決めた。阿部総理に手紙を書く。


いや、すいません。愚痴ばかりで。

2007年5月3日木曜日

仮免許取得(その7)

送信者 免許ーっ!一発ーっ!

Cコース攻略ポイント

最初の直線~工事箇所
 Bコースと同じです。

1コーナー~見通しの悪い交差点~ガード下
 Bコースと同じです。

信号交差点~クランク~S字
 交差点の手前まではBコースと同じです。Cコースの場合、信号を直進します。信号が青の場合は、右・左を確認してそのまま進みます。確認の際は、アクセルから足を離し、何かがあったときにブレーキを踏める体勢でいなければいけません。交差点を通過すると同時に左合図、減速、巻き込み確認、半クラでゆっくりとクランクに進入します。クランクとS字は、各コース別な配置になっていますが要領は同じです。S字からクランクにはいるところはありません。

S字~坂道~信号交差点(右折)~T字路(右折)
 S字の出口はクランクのように小さく左折。線を踏まないように注意。坂道の前後はAコース、Bコースと同様です。坂道の後に信号交差点を右折するのはAコースと同じです。T字路を右折する際、Aコースの場合は、その後が踏切なので外側の車線に入りますが、Cコースでは、すぐの中通りに右折するので内側の中央よりの車線に入ります。

左折、左折、左折、左折、T字路(直進)~踏切
 最初の左折はRが小さいので1速、次の一時停止の後も1速、他は2速で回ります。最後の信号を左折するところでは、ハッキリした理由はわかりませんが、2番目の車線に入ります。踏切に行くときに、この車線が入りやすいからのようです。ここに来てやっと気づくことがあるのですが、この交差点はT字路ではなく、変則の十字路なのです。合図なしで真っ直ぐ進み、中央線を越えたところで右に合図を出すように指導されます。「変則」交差点なので詳しい理由はわかりませんが、ココは受験テクニックとしてそのまま覚えるしかなさそうです。

踏切~外周~発着点
 Bコースと同じです。

2007年5月1日火曜日

仮免許取得(その6)

月曜日の試験に臨み、土日は猛特訓です。

社長(クラウンのじいさん)も「土日は午前午後ビッチリ練習させますから」と気合いが入ってた。私も気合いが入ってます。本番と同じ練習コースがあって、出題されるコースもわかってる。それを知ってて練習できれば受かるに決まってる。裏を返すと、コレを知らずに一発試験を受けるのは無謀以外の何者でもない。ある意味、飲酒運転より悪いことかもしれない。ちなみにコース図そのものは公開されています。2階の技能待合室にコース図が張り出されているのです。自分で受験書類を出したときに、親切な係の人が「コース覚えてこないと受かりませんよ。」と親切に教えてくれたのでした。デジカメを持ち歩いていなかったので、写メで取ったのがこの3枚。この情報だけでコースを覚えて合格しようとしていたんですから、勘違いしすぎですよね。
送信者 免許ーっ!一発ーっ!

さて、猛特訓です。まだ、コースを覚え切れていません。
今日は一人ではなく、フリーターのAくんと一緒です。初免許をこういうところで取ろうとする彼は、かなりのチャレンジャーのようです。腕前はまだまだのようで、後ろに乗って彼が指導される様子を見ているのがかなり勉強になります。
運転したり、見学したりで、あっという間に2時間が過ぎ、午前の教習終了。まだ10時くらいですが、「もう帰ろうか」みたいな場の雰囲気。まだ、全然物足りないのに、コレじゃ全然特訓モードじゃないのに、もう終了です。ガセ特訓モードだったようです。

こういう零細企業は大変みたいです。社長自らハンドルを持って教えるのはもちろん。他に先生が2人いるだけ。車も3台くらいしかないようなところです。随所にきめ細かいサービスが見られるのはいいのですが、それだけに現場の負担も大変なようです。2月3月はシーズンですから新卒の取得者が一杯で、「今年に入ってから休み1日しか取れてないんです。」とか聞かされちゃうと、無理にでもやってくれとはいいにくく、「明日もう1日頑張るしかない。」と自分に言い聞かせるしかなかったです。

仮免許取得(その5)

送信者 免許ーっ!一発ーっ!


Bコース攻略ポイント

最初の直線~工事箇所
 Aコースと同じです。

1コーナー~見通しの悪い交差点
 カーブ手前で、次の交差点を右折するための進路変更をします。右に合図をあげて、目視。カーブを右に曲がりながら右車線にはいります。できれば3速で行きたいところですが、難しいので2速でもいいです。見通しの悪い交差点では速度を落として安全確認します。よければ右折。横断歩道を確認して進みます。

ガード下~信号交差点左折~T字路(左折)
 ガード下の確認要領はAコースの場合と同じ。し、信号手前で減速、巻き込み確認。次のT字路を左折なので小回りします。ふくらまないように注意!すぐに左合図。やや左にハンドルを切った状態で止まれの標識を一時停止。1速に入れ、右・左の交通を確認。巻き込み確認し、発進。すぐに2速、合図が消えたらまた点ける。スムーズに加速して3速。ブレーキ。2速に落として巻き込み確認。ココもふくらまないように左回りして坂道へ。

坂道~4コーナー~左折、左折、左折
 坂道の要領は全コース共通。次の交差点は曲がらずに真っ直ぐ進む。4速40キロ。ブレーキを踏み、4コーナーに入る手前に減速。次の交差点を左折するための左合図。くどいようですが、カーブを曲がるための合図ではありません。2速でゆっくりと回ります。次の交差点は、巻き込み確認、歩行者確認して左折。カーブを曲がったら速やかに加速しつつ30m手前で左合図。信号を確認し、右・左・信号。よければ巻き込み確認して曲がる。すぐ合図を出して左折。一時停止の左折は、ハンドルを左に切った状態で止める。右・左の確認の他、正面から大型車が来ることも多い。こちらは一時停止で正面の車が優先です。勘違いして発進するとブレーキを踏まれて試験終了です。

4コーナー~3コーナー~クランク~S字
 この辺がBコースの山場と思われる。4コーナーを出て3速まで加速。T字路を過ぎた辺りで左合図(クランクに左折ではいるためのもの)カーブ手前でブレーキ、2速に落とす。3コーナーを回ったところでクラッチを切り、戻った合図を直し、ハンドルが真っ直ぐになったところで1速に入れ、巻き込み確認。一時停止ではないので止まらずにクランクに進入する(最初はちんぷんかんぷん。覚えていてもかなり忙しい。)クランク、S字は、運転歴のある再取得車にとっては難しいことはないので直感で勝負。S字を出た後は右折するので、すぐに中央線に寄る。すぐ右合図。

T字路~4コーナー~踏切~工事箇所
 T字路で一時停止している間に、どこに行くんだろう?とコースがわからなくなることがよくある。次は踏切に行くので、T字路の右折は大回りで、外側の車線にはいる。4コーナーを回り、踏切。要領はAコースと全く同じ。

1コーナー~2コーナー~指定速度~発着点
 後は外周を回って発着点に戻るだけ。加速と減速はメリハリをつけて行うように心がけましょう。


お疲れ様でした。

仮免許取得(その4)

次の決められた課題を含んだコースを走って、70点以上取れれば合格です。
・クランク
・S字
・坂道発進
・踏切
・交差点の右左折
・信号の無い交差点
・指定速度50キ
などなど・・・

細かい採点項目は、教習原簿に書かれています。仮免の試験を受けるときは、この原簿を渡して悪かった項目には赤ペンでチェックが入って返ってくる仕組みらしいです。
減点法なので小さいものでも3つ指摘されるとピンチで、ミスが累積するとその場で試験終了となってしまいます。また、一発で試験中止になる大きなものもあります。細かいチェック項目は、下図をじっくり見てください。

送信者 免許ーっ!一発ーっ!

ちなみに、乗るときの手順について書きますと、
・後方から車両が来ていないことを確認して、車の後方から回り、車の前方に障害物がないかを確認。
・運転席のドアを開けて乗り込み、後ろを確認しながら、またドアに異物がはさまっていないか確認してしめる。
・ドアロック
・受験番号、氏名、生年月日、年齢を試験官に言う
・シート位置調整
・シートベルト
・ルームミラー調整
・ギアをニュートラルに入れエンジン始動
・クラッチを踏んで1速
・ブレーキを踏んでサイドを離す
・ミラーを確認して右に合図を出す
・左後方、右後方を確認し発進する。

といった具合です。

そのあとに準備走行というものを行います。車に慣れるためのもので採点には含まれません。コースを小さく一周回り、出発地点に戻ったところから採点開始です。