2007年7月26日木曜日

本免取得(その6)

いよいよ最後の技能試験

これに合格すれば、晴れて車社会の一員に戻れるのですが、まだ難関が残っていました。公安委員会指定の自動車学校卒業の皆さんは、学科試験合格時点で、後は免許証の発行を待つだけですが、受験番号400番台の人が11人いますよね。その他にも技能試験を受ける人がいるのです。以前に学科まで合格していてる再チャレンジ組が何人もいるのです。
こんな混雑日でみんなフル稼働してもキャパシティを超えてしまったらしく、困った通知が来ました。「明日にして欲しいんだよ。」とクラウンじいさんから電話がかかって来ました。学科の合格者が多すぎると無理かもしれないと事前に聞いていましたが残念です。


今日は帰ります。トボトボと。
時間がないので、大通までではなく、手稲駅まで送ってもらうことになったのですが、車に乗って教官から「明日受けるんなら、午後からもう少し練習してきますか?」と救いの手を差し伸べられました。実は、コースによっては自信がなかったんです。まだ2回しか路上コースを走ってなくて、昨日も大事な時間を学科につぶされてしまって、いいコースが出ることを祈りながら「ダメ元で受けてみるか」程度の練習量しかなかったのです。日程が延びて願ってもないチャンスです。

路上を練習し始めると、面白いことになっています。試験中の車が前を走っているのです。「あの車はBコースみたいだから、邪魔しないようにAコース行こう」と現場の状況に合わせてこちらの予定も変わります。実際よくあるそうです。試験中に同じコースの教習をしていて、検定中の車がその後をついて走行するとか。止まる場所も決まってますから邪魔になるらしいです。「そんな時は、ココに止まります。」みたいなウラワザ的なことも色々教えてもらい充実の路上教習でした。

2007年7月24日火曜日

本免取得(その5)

試験当日。

いつものように早起きして、大通で拾ってもらい、手稲まで送ってもらいます。いつもはそんなことないのに、今日は3人も乗ってます。今日は混んでるらしいです。昨日の学科試験も半端なく混んでたそうです。連休の合間ということと、高卒の新卒者が、大量に流れ込んでくるようです。うまくやった人は、高校卒業までに取ってしまうのでしょうが、最後の手稲での学科試験を残すだけの人が大量にこの日に集中するようです。

証紙を買う並びだけで、異様な熱気を感じます。そして、いつもの、あの、囚人のような受付の並びもいつになく異様な雰囲気です。並びが廊下の端まで100m続いているような感じです。何でこんなに効率が悪いんでしょうね。早く改善してください。
事前に受験手続きを済ませている「一発組」は、すでに座席番号と受験番号が張り出されています。ちなみに405番です。


今日はものすごい並びで、だんだん席は埋まっていくものの、始まるのがいつになることやらと思っていたら、裏技を使いました。試験を2回に分けるそうです。意外と早く始まりました。昨日の模試と似たような問題も出たし、学科は余裕でしょ。カレーでも食べて合格を待て!!



2回目の試験が終わって、まだしばらく待ちましたが、

ピンポンパンポ~ン♪


こうしてみると、受験者は270人程でしょうか?いくつかランプが点いていないところもありますが、9割くらいは合格してますね。もちろん405番もありました。自己採点は98点以上です。
みなさん、おめでとうございます。

本免取得(その4)

明日の本試験まで残された時間はわずかしかありません。
まぁ、学科だけでも受かっておけば次が楽なので、そこは必ず達成しなければならない目標です。その後は運次第というか今日の練習の実入り次第と行ったところでしょうか。

んが、しかーし。

その思いははかなく散り「救急法の講習をやります」と教官が言いました。座学をするというのです。できるだけ多くコースを走って、少しでも慣れて、少しでも覚えたいこのときに座学をするというのです。しかも別料金というではありませんか。信じられません。
もう一人の女の子ともう一人のヒゲ兄ちゃんと一緒に、ビデオを30分見て、「高速道路のことはわかってるからいいですね」とさすがに教官も気を遣ってくれて、代わりに学科の模擬試験をやりました。満点でした。余裕です。
その後、お人形さんで救急処置の訓練をして終了。

がーん。

明日は大丈夫なんだろうか?

2007年7月16日月曜日

本免取得(その3)

2日目です。
朝はいつもより早起きなのですが、午前中で終わるので午後は自分の時間として有効に使えます。といっても午前の教習が終わって送ってもらっても、おりるところがススキノなので遊びに行ってしまいます。日が高いとなんかまだ帰りたくないなぁとか思ってしまうので。

今日はAコースを回ります。A-1,2,3と3人分を一気に走るので長いです。覚えきれません。例のごとく、後部座席での見学からスタートです。本番さながらに途中で交代しながら行くのかと思いきや、ほんとに一気に3人分を走りました。
地図を見ながら、「ココは50キロ」とチェックを入れたり、「ココはBコースと逆に曲がるな」と地図と照合したりはできますが、まぁ無理ですね。覚えるのは。「3本目の鉄塔で曲がる」とか言われてもねぇ、そんな覚え方したくないし。
一周回ると軽く一時間は過ぎてますが、ようやくハンドルを握ることになります。「最初は右に曲がってー・・・。」までですね。私の記憶力は。記憶よりも運転に集中でしょうか。コースの前半は本番と同じように教官がコース案内をしてくれます。初めてということもあり、それに教習ですし、後半もコース案内をしてもらいます。まぁ自分でいうのもなんですが、上手に走れていると思います。10年も乗ってたし、どうして事故を起こしたかわからないほど運転は丁寧だし。コースを走って学んだことも活かされてていると思う。練習の成果は出ています。問題は、コースを覚えられるかどうかです。

あと1日で覚えないと試験に間に合いません。

本免取得(その2)

初めての路上教習です。

免許取り消しになって以来、公道を走るのは実に久しぶりです。そんな事情を察してか?零細教習所の事情なのか?「Bコース行きますから。後ろに乗ってください。」とのことでした。若い女子大生の運転で、教官が解説しながらBコースを解説してくれます。途中で交代するのかとも思ったのですが、これはAT車。乗れるけど練習にはならないな。コースを覚えるだけならこれでもいいのかな。
自前の地図を見ながら、注意事項を手書きで付け加えていきます。「ここは40キロ」、「ここで停止してその先はコースを自分で決める」ふむふむ。路上でかなり驚かされるのが二段階左折ですね。左折する30メートル手前でウィンカーを上げるというのは疑問はないのですが、その前に道路の左端まで寄るというものです。ウィンカーを上げて、車両外側線をまたいで歩道よりに寄せるのです。北海道のローカルルールらしいのですが、冬場は道路脇に除雪された雪が山積みされるため車道が狭くなってしまいます。それを考慮に入れた上で白線が引いてあるのです。今まで気にしたことはなかったのですが、そうなっているのです。昔は白線を踏んでいいと教えられたことはなかったのですが、最近は大胆に白線を越えて歩道側に寄るように教えています。二輪車の巻き込みを防ぐのにいいそうです。放っておくと左側にすーっとバイクが入ってくるのを事前に左側に寄ることでガードするそうです。
そんな解説付きのBコース1周が終わり、車をマニュアル車に乗り換えて教習が始まります。運転自体は、どちらかというとコースの中を走るよりも走りやすいのですが、変なクセが出ないようにということを指導してもらいました。左に駐車車両があれば、今までの慣れた運転であれば、ウィンカーも上げずに横をすり抜けるだけだったものが、きちっとウィンカーを上げて3秒してから方向変換して、前から非とげ出てこないことを確認して、元の車線に戻るなど、コースで走っていた「基本」を要求されます。それだけの話です。後はコースを覚えればいいのです。だから無駄にはなっていません。コースを走るための練習はそれで必要だったのです。この路上試験を受けるためには身につけておかなければならない基礎だったわけです。B-1,B-2を通して走り、2周して今日は終了です。あと2日でなんとか仕上げるしかないのです。

本免取得(その1)

さぁ、仮免も合格したし、この調子を継続して一気に免許取得してしまいましょう。
目標は、GWまでの免許取得です。といっても祝日は試験をやっていないので、チャンスは連休の合間の2日間しかありません。普通免許の仮免は月曜、水曜が試験日だったのですが、本免は火曜日、木曜日ということに決まっています。毎日あるわけではないのです。必然的に受験日は5月1日(火)と限定されてしまいます。
もちろんその日の受験申込をお願いします。
練習できるのは、28,29,30の3日間しかありません。それでもチャレンジします。なんとか、1日でも早く免許を取りたいのです。少なくとも学科だけでも受かっておかなければこの先の予定がだんだん狂ってきます。

本免は、ご存じの通り路上での試験です。
昔と違って、適切なコースを選択する能力(?)を要求されます。出発して前半は試験官がコース案内をしてくれます。★印のところで「止めてください。」と言われます。その後、地図を渡され「現在地がココですから、ここまで行ってください。」と言われます。■のところまでの行き方は自由なのですが、練習したとおりに行くのがお決まりでそれがコースになっています。ここまでで大きな失敗がなければ、コースに戻って縦列駐車か方向転換をやって終了です。コース図はこうなっています。
■Aコース


■Bコース


Aコースは、路上試験に3人乗っていって途中で交代しながら試験していき、最後に試験場に戻ってくるコースです。Bコースは2人の場合のコースです。その他に1人用のCコースもありますが省略します。

この図を作るのは、結構苦労しました。もらったコース図が何回もコピーしたもので、いったいどこの道なのか見当もつかず、最新の地図と照合しました。その地図をスキャナで読み取り、ページまたがりを結合し、コースの線をつけて・・・。学科の勉強もしなきゃいけないというのに、こんな図を時間かけて作ってしまいました。必要な方はいつでもご利用下さい。

ココまでの費用(その2)

項目
細目
金額
  繰り越し 39530円
教習料金 Y自動車学校 188000円
仮免1回目 貸車料 1100円
仮免2回目 受験申込手数料(Y自へ) 5000円
貸車料 1100円
仮免交付手数料 1200円
手稲-札幌(JR) 260円
  ここまで合計 236190円

2007年7月11日水曜日

仮免許取得(その13)

今日は月曜日。2回目の仮免試験にチャレンジです。
前回は、午前中学科試験、午後技能試験と盛りだくさんだったので、仕事を1日休んだのですが、今回は、午前中だけで終わるので、午後から仕事に行く予定でいます。免許のためだけにそんなに休みを取るわけにいかないですから。

前回学科試験に合格しているので、1Fの技能待合室に集合です。部屋に入って何となくわかったのですが、大型一種の試験も一緒でした。トラックに乗りそうな人って外見だけでわかりますよね。普通車の仮免は4名だけでした。コース発表はCコースで、車がまた同じ3号車です。聞くところによると、この車がコースで使われることは少ないそうで、「ほとんど路上専用の車だから、気にしなくていいです」と聞いていたのにまたこの車に当たってしまいました。教習者と同じあのディーゼル車の方が乗りやすいんだけどな。
貸車手数料1100円の証紙を買って、手続きも済ませ、いつもなら9時からすぐに試験が始まるところなのですが、今日は、外国人ドライバーの講習が先に始まっているようで、30分以上時間があるようです。この時間を無駄にしてはいけません。2階のコースが見渡せる部屋に行き、Cコースの回路図と上からコースを眺めて比べながらイメージトレーニングをします。前回と同じCコースだけに、「あそこでは失敗しないように」「ココはスムーズな加速を」「この地点で方向指示を」と自分が運転している姿を思い描きます。「よし完璧だ。」


ちょうどその頃、1番目の試験がスタートしたようなので、下の発着地点に降りて準備をします。しばらく見ていると坂道で停止せずにそのまま坂を越えていってしまいました。そして外周を回って帰ってくるようです。坂道の手前で試験中止を宣告されたのでしょう。ヤンキー兄ちゃんだったので試験官に嫌われたのかもしれません。
私の受験番号は504だったのですが順番は3番目です。2番目の人の試験に同乗します。ややスピードに乗れていない感じがします。あまりギアチェンジをしたくないのか低速で引っ張る感じの運転です。ミスがあったわけではないので無事完走できました。
いよいよ私の番です。イメトレ通り順調に進んでいきます。前回減点された信号交差点右折のところでは対向車のバスもなく、問題なく通り過ぎていきました。順調にいって踏切にはいるところのT字路っぽい一時停止の交差点で状況が入りました。まず、踏切を終えた大型車が向かってきています。ココはCコースの回路図を見ても、実際のコースを走ってもよくわからないのですが、十字路でもなくT字路でもなくかなり特殊です。道路の太さからいくとこちらは片側3車線、外周が2車線、踏切からは1車線なのですが、あくまで外周が優先です。こちらには一時停止の標識があり、踏切からは取り付け道路なのですが一時停止はありません。対抗の大型車は右折、こちらは直進なのですが、道を譲らなければなりません。土曜日に練習コースで同じような状況に合い、教えてもらっていたのでうまくできましたが、普通なら引っかかるところでしょう。これを無事クリアできたところとスムーズな運転とで「よく練習しているな」という印象を与えることができたと確信しています。
戻ってからの講評は、特にコース上での問題は指摘されず「最後に来てミスがあったね。発着点に戻るときの確認がなかったよ。」とのことで、教習原簿にもチェックが入らず、合格ですとはこの場では言わなかったが、期待充分なコメントでした。


発表までは、しばらく時間があるので、2Fの食堂でコースを見下ろしながら、残雪の残る手稲の山を眺めながらカレーライスを食べて待ちました。

ピンポンパンポーン♪

やりました。504番さん合格です。技能試験2回目で仮免合格です!!
窓口で1200円の証紙を買って技能待合室に集合です。
そして無事、仮免許が発行されました。ちなみに有効期限が裏面に書いてあるのですが、6ヶ月です。

仮免許取得(その12)

さて
不合格になってしまいましたが、まだあきらめてはいません。
なんとか今月中に免許を取って、GWはドライブに行くのです。
車に乗れないと色々不便で困るのです。

そうそう、目標を達成するためには努力が必要です。すぐにあきらめてはいけません。そう自分に言い聞かせて、次の土日の練習と月曜日の試験を予約したのでした。

いくら同じコースを走って練習したといっても、たったの3日、実質3~4時間くらいの練習では合格は難しいのです。まだまだ練習が必要です。試験を受けるのが少し早すぎたくらいです。

今回は、少し若い先生に教えてもらいました。素性を明かすような人ではありませんが、大通から手稲までの送りの時の運転や乗っている車から判断するに「スピード狂」です。とても指導員とは思えない運転の荒さです。メリハリのある運転ともいえますが、ものすごい加速で乗ってて怖いです。
それとは裏腹に、コースを走るときは教科書通りの決まり切った走りを解説しながら模範展示してくれます。最近の自動車教習所は最初に担当が決まると卒業まで同じ人に教わるようです。教える側にも教えられる側にも個癖があるので妥当だと思いますが、ココのように零細自動車学校は、その都度、臨機応変に教官が替わるので、初心者にとってはキツイと思いますが運転経験が豊富な再取得者にとっては、その教官なりの教え方のポイントが合う合わないがあったりして、前の教官が言ってたのは、「そういうことだったんだ。」と合点がいくこともあり良い点だと思います。

具体的には、各コース共通で、踏切を越えてから障害物を通過する時のタイミング、どこで確認して、どこで合図を出して、これぐらいハンドルを切って、これぐらい寄せるといったことを教官の展示も交えて教えてもらい、非常に勉強になり、自信もついた。
やっぱり、試験を受けるにはまだ時間が足りなかったのだ。まだコースを覚え切れていなかったのだと再認識しました。

試験場のコースというのは、実際の道路を凝縮した模型みたいなもので、ぱっと見ただけでは、これはどの状況を模型にしたものなのかわからないことが多です。踏切の後にすぐ交差点や取り付け道路があって、その直近で工事をしているなんてよくわからん道路になっているのです。初めて通る道なら、ちょちょっと確認して、すーっと通り過ぎてしまいそうなところを道路交通法では色々な要求をしてくるのです。まぁ罠や落とし穴をたくさん作っているわけです。
だからこそ、コースを覚えなければならず、コースのどこで何が要求されているかを知らなければならないのです。一発試験を受ける時に、個人で独習で受けても受からないというのは、そこに理由があるわけです。どんなに注意深く、安全運転に心がけて、自分は運転がうまいと思っていても、人から上手だねといわれていても受からないのです。
運転が上手なだけではなく、何を求められているかをわかった上で上手な運転ができなければ受からないことを。それがわかった上でやってみると後はゲームと同じなのです。その走り方を実際の道路での運転に生かそうというよりも、このコースの中での独自のルールに合わせたゲームに減点されないようにやっていくだけなのです。

そう思うことにして、明日の2回目の仮免試験に挑みます。

仮免許取得(その11)

ドキドキしながら発表を待ちます。

といっても、全員の試験が終わってから一括で発表です。待たされるのは長~く感じます。自分の3号車は後4人もいますし、大型2種は、コースの後に路上も回るので、1台に付きかなりの時間がかかります。2時間ほど待ったでしょうか?全ての試験が終わったようです。13:00の集合から試験の説明が始まり、15:40くらいですかね。最後のバスが路上から帰ってきたのが。
結果は即日発表なので、案内放送に注意して、電光掲示板が光のを待ちます。
16:00 さすがにまだだよね。
16:30 そろそろ来るでしょう?
16:45 窓口を閉め、職員が店じまいを始めます。早い人は帰り始めています。
16:55 おーい!17:00で終わりなんだよココは。

と、その時、ピンポンパンポ~ン♪



無念。301光らず。
やっぱり1回目じゃ合格させてもらえないのか。指摘に思い当たるところもあるし、敗北を認めるしかなさそうです。次回までまた努力します。

というか12人受けて3人しか合格していません。
私の乗った3号車なんて合格一人だけです。なんて厳しいんでしょう。
ちなみに、その一人は、私の前に運転したちょっとヤさんっぽい人でした。

仮免学科からの一発合格は306一人だけ。オートマ限定でかつカワイイ系の女性だったので合格できたのでしょう(ちょっとひがみ)